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医療ICT

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日本における医療のICT化は、海外の (医療情報化)先進諸国に比べてかなり遅れているといわれています。本年(平成18年)、国の具体的な基本方針がいくつか公表されていますので、お伝えします。

総務省 (報道資料)
  「医療分野におけるICTの利活用に関する検討会」報告書
  » http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060418_1.html#hp
平成18年4月18日公表
以下にPDFファイルの一部を引用しました。

2-1-2 医療分野におけるICTに期待される役割

(1) 医療の質の向上
(2) 業務の負担軽減・効率化
(3) 医療の安全性・信頼性の向上
(4) 患者中心の医療サービス

2-2 ICTの利活用の将来像
2-2-1 ユビキタスネット時代の新しい医療の姿
・・・ユビキタスネット時代の新しい医療の将来像、つまり、「ユビキタスネットワークを通じて、誰でも、いつでも、どこでも最適な医療サービスを受けることができ、健康管理や予防医療が実現される医療」を「ユビキタス健康医療」と呼ぶこととする。・・・

医療分野におけるICT利活用策の実用化までの想定時期
(投稿者注: 「地域医療連携」の欄のみ抜粋しました。)

短期 2006
・遠隔診断システム
・診療情報閲覧システム

中期 2010
・地域医療連携支援システム

地域内の病院、診療所、保健所、薬局等をネットワークでつなぎ、患者の紹介・逆紹介、患者の診療・検査情報等を医療機関間で相互に情報交換し、地域内で医療機関が連携して医療を提供するシステム。これにより、医療の効率化や安心・安全な医療の実現等に寄与できる。

・次世代診察券

長期
・生涯電子健康記録(EHR)

[投稿者]
  (1) Information and Communication(s) Technology (情報通信技術 ICT): Information Technology (情報技術 IT) + Communication Technology (通信技術 CT)。日本では単に ITと呼ばれることが多い。
  (2) エレクトロニックヘルスレコード(Electronic Health Record): 本報告書では、地域で共有すべき情報、個人の生涯の健康データ、その他の具体的な定義はない。
Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目106

Written by medqa

2006/06/14 @ 15:11

カテゴリー: 医療ICT

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