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電子私書箱(仮称)-IT新改革戦略政策パッケージおよび重点計画2007

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電子私書箱(仮称)」とは、レセプト、健診結果などの国民の健康情報を自らが収集し、一元管理するシステムです。

[追加情報 2007-12-02投稿]
電子私書箱(仮称)による社会保障サービス等のIT化に関する検討会
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/epo-box/dai1/1gijisidai.html
2007年(平成19年)10月29日(月)、第1回会合が行われました。
事務局は内閣官房情報通信技術(IT)担当室 暮らしの電子情報サービス推進室です。

電子私書箱
「国民が各個別のサービス供給者(政府、自治体、保険者、医療機関、その他)で持つ情報を容易に入手・閲覧し、国民側で自己の情報を一元的に統合・管理、自分の情報を適切に活用するための仕組み」と定義されました。

 資料5:電子私書箱(仮称)の検討の背景
 資料6:電子私書箱(仮称)の具体的イメージ(案)
のPDFファイルを先にご覧下さい(それぞれ 3MB、200KB程度)。

2007年(平成20年)3月中旬に予定されている第4回会合後、最終的な報告書をとりまとめるとのことです(必要に応じて関係者からのヒアリングも実施されるようです)。

[以下は初回投稿です]
IT新改革戦略(2006年1月)およびIT新改革戦略政策パッケージ(2007年4月)を政府が実行するための重点計画-2007(案)が策定されました。
この中で、「電子私書箱(仮称)(電子情報アカウント)」を検討し、2010年頃のサービス開始を目指すとされています。
PDFファイル 511KB
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryou/kaisai_h19/dai1/siryou1.pdf

内閣官房 情報通信技術(IT)担当室に「暮らしの電子情報サービス推進室」が設置され(設置日:平成19年8月24日)、社会保障カード(仮称)・電子私書箱(仮称)に係る基本的事項などの検討を進め、2007年度中に基本方針をまとめるそうです。

[引 用]
電子私書箱とは、自らの情報を一元化し、自らの意思で利活用できる仕組み
◆電子私書箱にアクセスすれば、知りたい情報が一目瞭然・医療機関別に個別管理されている健康情報を一元管理
・年金の加入履歴
・トータルの給付額を簡単に把握
◆国民が電子私書箱の情報を自らのものとして利活用
・情報の整理・分析
・他の手続き等への利用

これらの施策に対して、
重点計画案では、電子私書箱と健康ITカードの関連性がはっきりしない。これらの関連性は明確にし、行政として説明責任を果たすべきである。(日本医師会)

他ホームページの情報によると、
 http://www.healthnet.jp/syukan/pages/2007/08/sf000008_4.htm
[引 用]
電子私書箱は、患者本人の情報であるにもかかわらず自由に入手したり、活用することができない診断や健診の結果などを一元的に収集。医療機関が保有する電子カルテや、学校や保険者が保管するレセプト、健診結果など、社会保障サービスにかかわるすべての情報を収集の対象としており、ユーザーIDによって電子上でアクセスできる仕組みを想定している。

重点計画-2007(案)について
第41回IT戦略本部 議事録 平成19年5月29日(火)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai41/41gijiroku.html
安倍内閣総理大臣は会議後、報道陣に対して
「上略・・・具体的には、健康ITカードや電子私書箱などが、国民の暮らしに便利なサービスとして一体的に提供されるよう、内閣官房を中心とした体制のもとでしっかりと検討を進めていただきたいと思います。・・・下略」と発言しています。

IT新改革戦略政策パッケージ
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/070405honbun.html
平成19年4月5日 IT戦略本部決定
[引 用]
(イ) 国民視点の社会保障サービスの実現に向けての電子私書箱(仮称)の創設
国民が実感できる実現目標
社会保障に関する国民個々の情報は、医療機関や保険者等、機関毎に個別管理されており、これらは自らの情報であるにも関わらず、本人が必要に応じて自由にアクセスし、利活用できる状態にはない。そこで、これらの情報を国民が自らのものとして簡単に収集管理可能な仕組み「電子私書箱(仮称)(電子情報アカウント)」を検討し、2010年頃のサービス開始を目指す。この電子私書箱が生活をサポートする重要なツールとして利活用される社会の実現を目指す。

以上
Ping送信元: 石川県石川郡ののいち町新庄5丁目106 やまむら眼科医院

Written by medqa

2007/09/06 @ 15:59

カテゴリー: 医療ICT

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