MedQA_jp

Healthcare Provider’s Blog

dengue hemorrhagic fever デング出血熱と子ども

leave a comment »

毎年、デング出血熱 DHF 50万人 – 死亡率 2.5% / デング熱 DF 5000万人
デング熱 dengue fever (DF)は、節足動物媒介性ウイルス疾患 arthropod-borne viral disease の1つ(主に、ネッタイシマカ Aedes aegypti が媒介)で、全世界で患者が急増しています。デング熱は自然治癒する一過性の熱性疾患ですが、血小板減少症 thrombocytopenia と血管透過性亢進による血漿漏出 increased vascular permeabilityを特徴とするデング出血熱 dengue hemorrhagic fever DHFなどを合併し、死亡することがあるため、今日非常に関心が高まっています。

Exp Biol Med (Maywood). 2008 Apr;233(4):401-8.
Alternate hypothesis on the pathogenesis of dengue hemorrhagic fever (DHF)/dengue shock syndrome (DSS) in dengue virus infection.
Noisakran S, Perng GC.
Medical Biotechnology Unit, National Center for Genetic Engineering and Biotechnology, National Science and Technology Development Agency, Pathumthani, 12120, Thailand.

1年間の新規デング熱患者 推計 5000万人から1億人
このうち、デング出血熱 (DHF) / デング熱ショック症候群 dengue shock syndrome (DSS)の発症は 20万人から 50万人
死亡率と関係する重症型 DHF/DSSは約 5%で、15歳未満の子どもが圧倒的に多い。

デング熱ウイルス(デングウイルス)は日本脳炎ウイルスと同じフラビウイルス科ですが、日本脳炎ウイルスにおけるブタのような増幅動物は存在せず、ヒト→蚊→ヒトの感染環を形成します。
 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_50/k04_50.html

Global burden of dengue
デング熱による世界負担
 http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs117/en/
[一部抄訳] デング熱 dengue は、最近数十年で世界中で劇的に増加した。今では25億人余り、世界人口の5分の2がデング熱のリスクを有する。世界保健機関 WHOの推測によると、毎年、全世界で 5,000万人のデング熱ウイルス感染の可能性がある。
2007年だけで、南米、北米のデング熱患者の報告数は890,000人を超えており、そのうち26,000人がデング出血熱 DHFであった。
アフリカ、南米、北米、地中海東岸、東南アジア、西太平洋の100カ国以上で今や風土病となっている。東南アジア、西太平洋の諸国での発生は、特に深刻である。1970年以前は、わずか9カ国が DHFの流行を経験していたが、1995年までにその数は4倍となった。
 http://www.who.int/csr/disease/dengue/impact/en/index.html
患者数の増加だけでなく、爆発的なアウトブレークが起きている。2007年にはベネズエラ Venezuelaで 80,000人超の報告があり、デング出血熱 DHFは6,000人を超えた。
デング熱の流行中、以前にウイルスに暴露したことのない人々の感染率は 40%~50%と頻繁に起こるが、80%~90%までなりうる。
毎年、DHF推計患者50万人の入院治療が必要となり、そのほとんどが子どもであり、そのうち約 2.5%が死亡するとされている。
DHF患者の死亡率は、適切な治療が行われないと、20%を越える。本疾患に熟知した医療スタッフによる医療を受ける幅広い機会があると、死亡率を 1%未満とすることが可能である。
下略・・ここまで

※ オリンピック開催中の北京の情報(Google 検索で上位にヒットしたもの)
新華通信 Xinhua 2006年の報道
Beijing reports two dengue fever cases
Updated: 2006-09-30 10:18
 http://www.chinadaily.com.cn/china/2006-09/30/content_700263.htm
廣東省(中国南部)では2006年夏、465人がデング熱に罹患した(死亡の報告なし)。
北京では、フィリピンからの帰国者 29才、男性(2006年9月16日)、インドからの帰国者1人(2006年9月13日)、計2人がデング熱と診断され、北京友誼病院を退院したと、北京市衛生局が発表。
追 加 [京華時報 電子版] 北京市に住む男性(30歳)デング熱と診断 2008-08-16(北京市衛生局)
 http://office.kyodo.co.jp/sports/olympics/beijing/kyodonews/topics2/073150.html
など。
Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目106 やまむら眼科医院

広告

Written by medqa

2008/08/23 @ 16:42

カテゴリー: ご注意下さい

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中