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Archive for the ‘ご注意下さい’ Category

phlyctenular keratoconjunctivitis

with one comment

菌体・毒素(日本では、主にぶどう球菌とされています)に対するIV型アレルギー delayed-type hypersensitivity が角膜、結膜に起こると、phlyctenular フリクテン性 conjunctivitis / keratitis / keratoconjunctivitis 結膜炎 / 角膜炎 / 角結膜炎 とよばれる目の病気を来たすことがあります。主に、小児です。
 http://www.dis.h.u-tokyo.ac.jp/scripts/search/ICD10_searchw.asp?searchstring=H16.2
先月(2009年5月)から、当院でも本疾患の小児患者の初診(再診)が急増しています。

かつての日本(、今も結核が蔓延している国)では、結核感染が原因として問題となっていましたので、
インドのデリーの病院発表(2000年) “In 86 patients (76.7%), phlyctenular eye disease was associated with tuberculosis. Worm infestation was found in 14 patients (12.4%), whereas 7 (6.2%) had staphylococcal blepharitis.”

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10715381
Jpn J Ophthalmol. 2000 Mar-Apr;44(2):146-50.
Phlyctenular eye disease: a reappraisal.
Rohatgi J, Dhaliwal U.
Department of Ophthalmology, University College of Medical Sciences and Guru Tegh Bahadur Hospital, Delhi, India.

「腺病質(scrofulism, scrofulous diathesis)で、偏食の子どもに起こりやすい。」
※ 腺病質とは・・・体格が貧弱で貧血ぎみの、虚弱で神経質な子供の体質。頸部リンパ節結核のみられることが多かったところからそのように呼ばれていた。
と、古い教科書に記述があります。

今は、体型からは判断できませんが、アレルギー体質を有する子どもが多い印象です。

もちろん、ぶどう球菌の菌体・毒素のほか、数年前の論文ですが、

Propionibacterium acnes in bacterial cultures of pure meibum in 12 of the 20 patients (60%) was statistically more highly positive than those in four of the 17 age-matched normal control subjects (23.5%; P = .028).

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15953578?dopt=Abstract
Am J Ophthalmol. 2005 Jul;140(1):77-82.
Phlyctenular keratitis associated with meibomitis in young patients.
Suzuki T, Mitsuishi Y, Sano Y, Yokoi N, Kinoshita S.
Department of Ophthalmology, Kyoto Prefectural University of Medicine, Japan.

マイボーム腺炎を伴う場合、嫌気性菌 Propionibacterium acnesの検出頻度が有意に高かったとの国内の報告もあります。

発展途上国では、寄生虫も原因の1つで、「Hymenolepsis nana腸内寄生の駆除後、フリクテン角結膜炎の再発も止んだ」も珍しいことではありません。

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18083588?dopt=Abstract
J AAPOS. 2008 Feb;12(1):89-90. Epub 2007 Dec 21.
Resolution of childhood recurrent corneal phlyctenulosis following eradication of an intestinal parasite.
Al-Amry MA, Al-Amri A, Khan AO.
Divisions of Anterior Segment and Pediatric Ophthalmology, King Khaled Eye Specialist Hospital, Riyadh, Saudi Arabia.

医学生時代に、眼科講義のテーマとして、たとえば「高安病」の詳しい講義はあっても、phlyctenular keratoconjunctivis についてしっかり説明する教授や講師はいなかった(いない)と思います。

今でも、フリクテン性角膜炎、束状角膜炎(fascicular keratitis)では、時に角膜に強い瘢痕を残すことがありますので、ご注意下さい。早期治療が重要と思います。

古い教科書ではありますが、予後は「一般に良好であるが、栄養の悪い子どもでは、浸潤が深い潰瘍となり、前房蓄膿を伴い、穿孔することがある。」との記載が残っています。

以下は1930年代までの論文3編(原因に関するもの):
III. PHLYCTENULAR CONJUNCTIVITIS; ITS RELATION TO TUBERCULOSIS AS SHOWN BY ROENTGENOLOGIC AND CLINICAL OBSERVATIONS IN SEVENTY-ONE CASES
MORRIS GOLDSTEIN, M.D.; CHARLES L. WOOD, M.D.
Am J Dis Child. 1934;47(1):171-183.
 http://archpedi.ama-assn.org/cgi/content/summary/47/1/171

PHLYCTENULAR CONJUNCTIVITIS IN RELATION TO TUBERCULOSIS IN CHILDREN
H. I. Kinsey, M.B.
Can Med Assoc J. 1932 March; 26(3): 298-301.
 http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?artid=402243

THE ETIOLOGY OF PHLYCTENULAR CONJUNCTIVITIS
W. STANLEY GIBSON, M.D.
Am J Dis Child. 1918;XV(2):81-115.
 http://archpedi.ama-assn.org/cgi/content/summary/XV/2/81

Written by medqa

2009/06/02 at 13:10

カテゴリー: ご注意下さい

Windows Vista – USB thumb drive – 自動実行

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メディアを挿入すると、ファイルが実行される(自動再生)機能はWindows XPではCDメディアのみでしたが、Windows VistaではUSBメモリも対象となったそうです。このため、USBメモリのautorun.infに書かれたopenコマンド指定のファイルは自動実行されます。自動再生ダイアログにおいて「常に次の動作を行う」にチェックが入っていると、USBを挿入しただけでUSBワームに感染することになります。

「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「CD または他のメディアの自動再生」で「何もしない」に設定変更すると、自動実行機能はオフになります。

ウイルス対策機能搭載 USBメモリ
(例)
 http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20080929095100.html
 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/12/25/21975.html
「ウイルスを検知した場合は隔離するが、駆除の機能は持っていない。」インターネットに接続されたPCから最新定義ファイルのダウンロードが必要のようです。

Written by medqa

2008/12/26 at 16:49

カテゴリー: ご注意下さい

scuba diving – ocular barotrauma 眼圧

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レクリエーションのスキューバダイビング中、浮上20分以内の眼圧は平均 2.3±1.8 mmHg(平均 17%)上昇し、24時間以内に正常化した。

スキューバダイビング scuba diving と 気圧性眼障害 ocular barotrauma
  self-contained underwater breathing apparatus 自給気式潜水装置
レクリエーションのスキューバダイビングの定義:最大深度 130フィート(1フィートは30.48センチメートル)までの強制的減圧を行わない娯楽のための潜水。
  注)死亡原因について http://blog.m3.com/blogosphere/20080915/

以下に関連論文の要約などを意訳(日本語)しました。

Retina. 1995;15(2):160-6.
動物実験:家兔眼の硝子体内約60%に混合ガス(perfluoropropane/空気)を注入し、33feet 相当(1フィートは30.48センチメートル)まで気圧を変化させると、眼圧は 0 mmHg(気圧上昇)から 50mmHg(気圧を大気圧に戻す)まで変化した。

Orbit. 2006 Mar;25(1):19-22.
眼窩骨膜下血腫の報告:スキューバダイビング(水深20mまで)31歳女性/ダイビングマスク内が減圧状態となり、小血管が破綻したもの。特に、家族歴がある場合、血管異常を原因として除外することが大事。

Klin Monatsbl Augenheilkd. 2008 May;225(5):430-1.
眼窩内血腫の報告:スキューバダイビング(水深10m)36歳女性/3ヶ月後には症状消失していた。再発リスクを減らすために脳内血管異常を原因として除外しなければいけない。

Klin Monatsbl Augenheilkd. 2001 Apr;218(4):232-6; discussion 237-8.
経験者と初心者の比較:潜水中のダイビングマスク内・外の気圧(ΔP)をコンピュータでモニターした。経験者 15人、初心者 9人で比較。気圧差の平均 14.8 hPa(1 milli bar = 1 hPa ヘクトパスカル 1013.25 hPa = 1気圧)。潜水深度とは関係なく、呼吸により 0 – 25 hPa (0-19 mm Hg)の変動。負の気圧差は初心者に9.5倍多く、6秒超続く10hPa以上の気圧差は初心者だけにみられた。

J Cataract Refract Surg. 1999 Dec;25(12):1620-3.
角膜手術後の影響について高圧室での実験:放射状角膜切除術(radial keratotomy RK)を受けた4例4眼と年齢などマッチングした対照例4眼について、高圧室1時間後の視力、眼圧、角膜状態を比較した。差はなかった。

Invest Ophthalmol Vis Sci 2003;44: E-Abstract 2571.
 http://abstracts.iovs.org/cgi/content/abstract/44/5/2571
Corneal Thickness and Intraocular Pressure Changes Associated with Scuba Diving
K.J. Maverick and M.S. Conners
Ophthalmology, Washington University – St Louis, Saint Louis, MO, United States
ダイビングセンターで潜水し、浮上後に視力、角膜厚、眼圧など調査:34 feetから 100 feet(1フィートは30.48センチメートル)潜水した。12名のダイバーが参加し、潜水25回、24眼のデータ集計。
角膜厚は潜水後、平均 1.9%減少した; 平均9.4±10.1 microns。角膜厚は有意な変化はなかったが、わずかに薄くなった。
眼圧は潜水後、平均 17% 上昇した; 平均 2.3±1.8 mmHg。
潜水深度、1時間以上の潜水回数とは関係はなかった。
潜水後の浮上直後には平均で1ラインの3文字分の視力低下が起こった(lost an average of three letters of a line of vision immediately post-dive ※)。
視力、角膜厚、眼圧は24時間以内に正常化した。
角膜屈折手術後においてもレクリエーションのダイビングは安全である。
 ※原文と投稿者による補足(参照:Snellen chartイメージ 112KB from Wikipedia)
Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目106 やまむら眼科医院

Written by medqa

2008/09/15 at 19:55

カテゴリー: ご注意下さい

malaria – anti-malaria mosquito net Olyset®Net

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マラリアは、世界のどこかで30秒毎に子供の命を奪っています。
1年間に3億5000万人から5億人が感染し、100万人が死亡していますが、その多くがアフリカの子どもです。マラリアによる死者の90%はアフリカで、子どもの全死亡者の約5分の1となっています。
 http://www.unicef.org/health/index_malaria.html
「殺虫剤処理を施した蚊帳を使用することによって、5歳未満児の死亡率を最大で25%低下させることができます。」
 http://www.unicef.or.jp/children/children_now/zimbabwe/sek_zimbab_04.html

解説委員室ブログ:NHKブログ | 時論公論 | 時論公論 「アフリカ支援を考える」
 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/9141.html
2008年05月26日 (月)時論公論 「アフリカ支援を考える」
引 用

<課題> 国際的にも評価されている日本のマラリア蔓延防止の取組みは、今年2月、ブッシュ大統領が蚊帳の生産工場を訪ね、タンザニアだけで半年間で520万張りを新たに無料配布する、と発表したことでさらに広く知られるようになりました。しかし、大統領訪問のインパクトがあまりに大きく、アメリカの技術による蚊帳、と思っている市民もあるほどです。・・下略・・

ブッシュ米国大統領夫妻がタンザニアのオリセット®ネット工場を訪問
 http://www.olyset-net.jp/2008/02/post-1.html

通常の蚊帳(かや かちょう mosquito net)は破れていたり、不適切な使い方をすると蚊帳の中に蚊が入り、血を吸われるが、ピレスロイド系殺虫剤で前処理を施されていると、蚊が入り口を探している間に殺虫剤に触れて死ぬ。住友化学「オリセット®ネット」anti-malaria mosquito net (Olyset® Net)では、ペルメトリン Permethrin とよばれる合成ピレスロイド系殺虫剤が繊維内に練り込まれています。繊維表面のペルメトリンが洗濯などで流れても、繊維内部から薬剤が表面に移動するため、アフリカでは少なくとも5年間使用可能です。試験例では使用開始から7年経過後も予防効果を示したそうです。
 http://www.mofa.go.jp/policy/oda/white/2007/ODA2007/html/column/cl01002.htm
 http://www.sumitomo-chem.co.jp/cgi-bin/research/list_e.cgi?year=2006&number=02
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Written by medqa

2008/08/26 at 16:38

カテゴリー: ご注意下さい

dengue hemorrhagic fever デング出血熱と子ども

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毎年、デング出血熱 DHF 50万人 – 死亡率 2.5% / デング熱 DF 5000万人
デング熱 dengue fever (DF)は、節足動物媒介性ウイルス疾患 arthropod-borne viral disease の1つ(主に、ネッタイシマカ Aedes aegypti が媒介)で、全世界で患者が急増しています。デング熱は自然治癒する一過性の熱性疾患ですが、血小板減少症 thrombocytopenia と血管透過性亢進による血漿漏出 increased vascular permeabilityを特徴とするデング出血熱 dengue hemorrhagic fever DHFなどを合併し、死亡することがあるため、今日非常に関心が高まっています。

Exp Biol Med (Maywood). 2008 Apr;233(4):401-8.
Alternate hypothesis on the pathogenesis of dengue hemorrhagic fever (DHF)/dengue shock syndrome (DSS) in dengue virus infection.
Noisakran S, Perng GC.
Medical Biotechnology Unit, National Center for Genetic Engineering and Biotechnology, National Science and Technology Development Agency, Pathumthani, 12120, Thailand.

1年間の新規デング熱患者 推計 5000万人から1億人
このうち、デング出血熱 (DHF) / デング熱ショック症候群 dengue shock syndrome (DSS)の発症は 20万人から 50万人
死亡率と関係する重症型 DHF/DSSは約 5%で、15歳未満の子どもが圧倒的に多い。

デング熱ウイルス(デングウイルス)は日本脳炎ウイルスと同じフラビウイルス科ですが、日本脳炎ウイルスにおけるブタのような増幅動物は存在せず、ヒト→蚊→ヒトの感染環を形成します。
 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_50/k04_50.html

Global burden of dengue
デング熱による世界負担
 http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs117/en/
[一部抄訳] デング熱 dengue は、最近数十年で世界中で劇的に増加した。今では25億人余り、世界人口の5分の2がデング熱のリスクを有する。世界保健機関 WHOの推測によると、毎年、全世界で 5,000万人のデング熱ウイルス感染の可能性がある。
2007年だけで、南米、北米のデング熱患者の報告数は890,000人を超えており、そのうち26,000人がデング出血熱 DHFであった。
アフリカ、南米、北米、地中海東岸、東南アジア、西太平洋の100カ国以上で今や風土病となっている。東南アジア、西太平洋の諸国での発生は、特に深刻である。1970年以前は、わずか9カ国が DHFの流行を経験していたが、1995年までにその数は4倍となった。
 http://www.who.int/csr/disease/dengue/impact/en/index.html
患者数の増加だけでなく、爆発的なアウトブレークが起きている。2007年にはベネズエラ Venezuelaで 80,000人超の報告があり、デング出血熱 DHFは6,000人を超えた。
デング熱の流行中、以前にウイルスに暴露したことのない人々の感染率は 40%~50%と頻繁に起こるが、80%~90%までなりうる。
毎年、DHF推計患者50万人の入院治療が必要となり、そのほとんどが子どもであり、そのうち約 2.5%が死亡するとされている。
DHF患者の死亡率は、適切な治療が行われないと、20%を越える。本疾患に熟知した医療スタッフによる医療を受ける幅広い機会があると、死亡率を 1%未満とすることが可能である。
下略・・ここまで

※ オリンピック開催中の北京の情報(Google 検索で上位にヒットしたもの)
新華通信 Xinhua 2006年の報道
Beijing reports two dengue fever cases
Updated: 2006-09-30 10:18
 http://www.chinadaily.com.cn/china/2006-09/30/content_700263.htm
廣東省(中国南部)では2006年夏、465人がデング熱に罹患した(死亡の報告なし)。
北京では、フィリピンからの帰国者 29才、男性(2006年9月16日)、インドからの帰国者1人(2006年9月13日)、計2人がデング熱と診断され、北京友誼病院を退院したと、北京市衛生局が発表。
追 加 [京華時報 電子版] 北京市に住む男性(30歳)デング熱と診断 2008-08-16(北京市衛生局)
 http://office.kyodo.co.jp/sports/olympics/beijing/kyodonews/topics2/073150.html
など。
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Written by medqa

2008/08/23 at 16:42

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rabies – 日本など極東アジアにおけるヒト狂犬病

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2006年のヒト狂犬病に関する情報データが下記論文に収録されなかったようですので、記事、論文要約を併記します。

2006年11月、36年ぶりにヒト狂犬病(2例)が発生しました。
京都市(60才代、男性)と横浜市(65才、男性)。ともにフィリピンで犬にかまれ発症。
 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/kikou/200612/502130.html
「日本国内では、ヒトでは1954年、動物では1957年を最後に狂犬病の発生はなく、今回の2件の輸入感染症例も1970年以来、36年ぶり。」
京都市の症例は、恐水症状、恐風症状を来たすも、本人はフィリピン滞在時の動物接触を否定したため、診断が遅れた。後に、同行者から接触情報が得られた。脳炎発症後には問診だけでは正確な情報とならない可能性がある旨、下記のホームページ本文内に記載あり。

[関連情報ページ]
 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200704/502986.html
 http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/200611/501961.html

Dev Biol (Basel). 2008;131:55-61.
The rabies situation in Far East Asia.
Fu ZF.
Department of Pathology, University of Georgia, Athens, GA 30606, USA.
[要約の邦訳]
極東アジアにおける狂犬病 rabies の疫学調査を行った。国際獣疫事務局 OIE から極東アジア諸国へアンケート調査書を発送し、8件の回答があった。回答結果のほかに最新の刊行物などにより、これらの国々のデータを収集した。
2006年では、29,000人超の死亡者が報告された。狂犬病による世界中のヒトの死亡例の半数を超えていた。
同年の報告では数カ国または地域(日本, シンガポール, 韓国, マレーシア, 香港, 台湾 Japan, Singapore, South Korea, Malaysia, Hong Kong, Taiwan)のみヒト狂犬病の報告例がなかった。
狂犬病が風土病として流行している国の多くでは、この10年間ヒト狂犬病患者の数に大きな変化はなかった。着実に減少している国は唯一、タイ国で年間の症例数は200人から20人に減少した。
最も劇的な変化は中国で観察された。1980年代の年間5,000人程度から1990年代半ばに約 160人までヒト狂犬病患者は減少した。しかし、その後この傾向は逆転した。過去10年以上着実に増加し、2006年の報告では3,200人を超えた。
これらの国々で狂犬病が流行する要因は数多くあるが、唯一最重要の因子は飼い犬に免疫がなく、狂犬病がヒトに伝染することである。
犬のワクチン接種は、多くの国々で 5%以下であり、犬から犬、犬からヒトへの狂犬病伝染を防止できない。極東アジアでのヒト狂犬病発生をストップするためには、これらの国で犬に対する集団予防接種キャンペーンを開始することが最も重要である。
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Written by medqa

2008/08/14 at 16:16

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