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Archive for the ‘インフルエンザ’ Category

Pandemic (H1N1) 2009の急速な拡大

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WHOは(16 JULY 2009 | ジュネーブ)、Pandemic (H1N1) 2009の急速な拡大にともない症例数把握が困難な状況となり、世界各国の確定患者数を示すグローバルテーブルの公表を中止しました(報告要件の変更。初めての患者が発生した国などの状況がわかるように定期的なアップデートは行います)。時を同じくして児童4人が新型インフルエンザに罹患したため、本日、石川県白山市内の小学校一校の3年1クラスが学級閉鎖となりました。

Pandemic (H1N1) 2009 briefing note 3
Changes in reporting requirements for pandemic (H1N1) 2009 virus infection
16 JULY 2009 | GENEVA
 http://www.who.int/csr/disease/swineflu/notes/h1n1_surveillance_20090710/en/index.html

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2009/07/17 at 13:00

カテゴリー: インフルエンザ, WHO

public health intervention including school closures

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カリフォルニア州で新型インフルエンザ A(H1N1)による初めての子ども(小学生)の死亡が確認された2009年6月初め(発表 June 4,2009)、米国CDCは全米で10万人以上の国民が新型ウイルスに感染していると推定しましたが、推定感染者数は同月末には全米100万人超と、数週間で10倍となりました。
6月初めの報告では感染者のおよそ3分の2は、5才~24才の若者で、
最新情報では、
 米国内発生患者数 27,717人

  死亡患者 127症例
   25歳未満 26.0%
   25歳以上 70.1%
   年齢不詳 3.9%

若年成人および子どもの死亡は約1/4です。
関連エントリー
 http://swineflujpn.wordpress.com/2009/06/30/deaths-less-than-25-years/
 http://swineflujpn.wordpress.com/2009/06/14/pandemic-potential-reproduction-number-in-japan/

Written by medqa

2009/06/30 at 10:09

カテゴリー: インフルエンザ

For this epidemic in Japan,“minors” are the “core” group

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エントリー「pandemic potential – reproduction number 2.3 in Japan」
 http://swineflujpn.wordpress.com/2009/06/14/pandemic-potential-reproduction-number-in-japan/

  • 日本では、他地域より高い reproduction number R 2.3であった
  • 20才未満の未成年者が持続的な2次感染の reservoir となりうる R 2.8
  • 学校閉鎖などの施策により、2009年5月17日までにRt 1 以下となった

など解析結果が公表されました。
因みに、
1918 pandemicでは 2-3
今回のメキシコの解析結果 R0 1.4-1.6

Eurosurveillance, Volume 14, Issue 22, 04 June 2009
Transmission potential of the new influenza A(H1N1) virus and its age-specificity in Japan
 http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19227
H Nishiura , C Castillo-Chavez, M Safan, G Chowell

Written by medqa

2009/06/15 at 10:39

カテゴリー: インフルエンザ

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発熱相談センターと統合組織

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発熱相談センターにおいて医師は実務、対応しているのでしょうか?

発熱相談センターは保健所等に臨時に開設されます。
厚生労働省「都道府県による新型インフルエンザ相談窓口」
 http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html
日本公衆衛生学会ホームページ内資料
 http://www.jsph.jp/liblary/docs/2004/05/51-5-a371.pdf
平成14年10月現在の各地方自治体の保健所と福祉事務所等の統合組織の長は医師34.7%,事務吏員63.5%,医師以外の技術吏員1.6%であり、統合組織の長と保健所長との間の情報提供のルールをあらかじめ作っているところはなかったそうです。保健所長(=医師※)が危機管理に迅速に対応できる体制を維持(より発展させて)ほしいものです。
※参照ページ
 ”http://ja.wikipedia.org/wiki/保健所”

Written by medqa

2009/05/05 at 18:17

カテゴリー: インフルエンザ

Influenza A(H1N1) virus resistance to oseltamivir

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H1N1 Tamiflu Resistance
2008年1月25日、ノルウェー当局はInfluenza A(H1N1)ウイルスがタミフルに高耐性率 75% (12/16)であることをWHOなどに報告しました。
これらの感染患者はタミフル処方後でもなければ、服用した者と接触したこともなく、また、ノルウェーやほとんどのヨーロッパ諸国では、医師はタミフルを頻繁に処方することはありませんでした。

昨年、南半球がインフルエンザ・シーズンのとき、
 2008 Southern hemisphere influenza season
 1 April 2008 – 30 September 2008
全世界の influenza A(H1N1) viruses 1344 のうち、588 (44%) が耐性ウイルスとなっていました。
次の報告 30 December 2008
 Fourth quarter 2008 – 7 November 2008
では、日本などのタミフル耐性率はすでに90%超でした。
2009年1月の報告では、カナダの他、US、英国、香港、日本などがほぼ100%となっています。
 http://www.recombinomics.com/whats_new.html

ウィキペディア(Wikipedia)
「H1N1亜型、H1N1、A (H1N1)、日本ではソ連型、Aソ連型とも呼ばれる。 スペインかぜとしてパンデミック(世界的流行)を起こしたウイルスもこの亜型の株である。・・・」
"http://ja.wikipedia.org/wiki/H1N1亜型"

 http://www.who.int/csr/disease/influenza/oseltamivir_summary/en/index.html
 http://www.who.int/csr/disease/influenza/oseltamivir_summary_south_2008/en/index.html
 http://www.who.int/csr/disease/influenza/H1N120081230.pdf

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2009/01/28 at 19:03

カテゴリー: インフルエンザ

epidemiological interference – RSV – influenza virus

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インフルエンザ 大阪猛威の謎
 http://www.sankei-kansai.com/2008/11/15/20081115-003774.html
段落コピー 2008-11-15記事
「大阪府内で、インフルエンザが例年より2カ月も早く猛威をふるっている。すでに学級閉鎖が相次ぎ、国立感染症研究所感染症情報センターによると、府内の患者数は今月2日現在、全国総数の4割を超える214人。台風が今季一度も本州に上陸せず、空気が乾燥していることが原因との指摘もあるが、なぜ大阪だけ際立って多いのかは謎のままだ。今後、大阪での流行が周辺に広まる可能性もあり、専門家は警戒を呼びかけている。」

この記事の「・・・なぜ大阪だけ際立って多いのかは謎のままだ・・・」などをコピペしたホームページやブログが蔓延しています。
国立感染症研究所感染症情報センターの担当者が「謎」というコメントをしたのではないと思いますが、誤解を生むような文章です。たしかに"原因不明"ですが、「今年は上陸台風がなく乾燥」説は「例年に比べて特に湿度は低いことがない」で否定的と思います。
 http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2008/u20081201.html

現在、RSウイルス感染症も同地域などで流行しています。
以下は、インフルエンザウイルスとRSウイルスの "epidemiological interference"に関する情報です。
両ウイルスの流行ピークが同時期にならないという疫学結果と実験成績ですが、多くの論文により証明されているものではありません。

(1) 兵庫県津名郡では、3シーズン中2シーズンで確認できた。
three successive winter seasons での流行ピークの動向
1999-2000:RSV-LRTI => FLU-URTI
2000-2001:RSV-LRTI => FLU-URTI ↑& RSV-LRTI ↓=> FLU-URTI ↓& RSV-LRTI ↑
2001-2002:RSV-LRTI => FLU-URTI ↑& RSV-LRTI ↓=> FLU-URTI ↓& RSV-LRTI ↑

Pediatr Int. 2005 Aug;47(4):412-6.
The clinical features of respiratory syncytial virus: lower respiratory tract infection after upper respiratory tract infection due to influenza virus.
Nishimura N, Nishio H, Lee MJ, Uemura K.
Uemura Pediatrics and Internal Medicine Clinic, Kobe, Japan.

(2) In Vitroでは、
Although RSV grew in MDCK cells, coinfection with influenza A virus led to a reduction of progeny RSV.
ウイルス感染細胞を用いて、インフルエンザウイルス、RSウイルスの感染時期により、それぞれの子孫ウイルス産生の抑制を実験的に確認したものです。

Acta Virol. 2000 Apr;44(2):91-7.
In vitro growth profiles of respiratory syncytial virus in the presence of influenza virus.
Shinjoh M, Omoe K, Saito N, Matsuo N, Nerome K.
Department of Virology I, National Institute of Infectious Diseases, Tokyo, Japan.

Written by medqa

2008/12/21 at 15:16

カテゴリー: インフルエンザ