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Archive for the ‘遠隔医療・僻地医療’ Category

人目につきにくかった僻地医療

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深刻なへき地の医師不足のため「僻地医療」に対する国や世間の見方が変わったのでしょうか?

天皇、皇后両陛下が自治医大を訪問 地域医療担い手と懇談(12/4)
 http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=s&d=20071204&n=6
4時間にわたり、視察、懇談されたようです。

今年春、45年間宮古島で僻地医療に従事した歯科医 友利恵勇氏(73)が瑞宝双光章を授与されましたが、僻地での地道な活動だけで実際に受章することは稀だそうです。

春秋叙勲候補者推薦要綱
 http://www8.cao.go.jp/intro/kunsho/index.html
(1)70歳以上の者
(2)55歳以上の者で次のア又はイに該当するもの
  ア 精神的又は肉体的に著しく労苦の多い環境において業務に精励した者
  イ 人目につきにくい分野にあって多年にわたり業務に精励した者

いろいろなホームページを見ると、春の叙勲は、社会福祉や地方自治などに功労のあった人に贈られるもので、医療分野では長年にわたり尽力した助産師や国内外で功績があり、部長・院長職などを歴任した医師(看護師)が時々選ばれているようです。

国は僻地医療を「精神的又は肉体的に著しく労苦の多い環境」かつ(「又は」ではない)「人目につきにくい分野にあって多年にわたる業務」とこれまで考えていなかったということでしょうか。
Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目106 やまむら眼科医院

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Written by medqa

2007/12/31 at 00:40

カテゴリー: 遠隔医療・僻地医療

テレメンタリング Telementoring

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メンター Mentor がメンティー Mentee (プロテジェ Protégé Protege ) の求めに応じて、必要な助言、支援、教育などを行うボランティア活動
参照ページ  » http://www.nihon-mentor-kyoukai.org/mokuji.htm
は、今や国内においても、医療分野に拡大、応用されつつあります。
ITを使ったメンタリング Mentoring は、テレメンタリング Telementoring とよばれますが、遠隔医療 Telemedicine (メタボリック シンドロームなどの生活習慣病指導、メンタルヘルスケアなどを含む)での利用は、特に注目すべきことと思います。
以下に国内で先進的な活動を行っている 日本遠隔医療学会
  JTTA » Japanese Telemedicine and Telecare Association
の学会誌等を (2006/6/7 学会会長 村瀬教授ご本人から許可いただきました ので) 引用いたします。

テレメンタリング研修会のお知らせや受講申し込みは
  日本遠隔医療学会 ホームページ
  » http://square.umin.ac.jp/jtta/
をご覧下さい。

日本遠隔医療学会雑誌 第2巻 第1号 平成18年4月
Japanese Journal of Telemedicine and Telecare Vol.2(1),58,2006
   [2006/6/7現在、学会誌名は PubMed未収載です]

ITを活用した生活習慣病指導のためのテレメンタリング研修会報告
         信州大学医学部附属病院医療情報部
         村 瀬 澄 夫

平成18年3月11日(土)、東京国際フォーラムにて、第一回のITを活用した生活習慣病指導のためのテレメンタリング研修会を開催しました。これは、昨年の平成17年8月20日(土)、東京国際フォーラムにて、50名を対象として試行的に開催したテレメンタリング研修会が好評を得たため、新たに、生活習慣病に的を絞って開催したものです。
テレメンタリングとは、メンタリング (相談・指導)を通信技術により非対面で行うカウンセリング技術です。生活習慣病対策など、ITを使ったテレケア・健康管理システムの普及が進んでいますが、コンピュータによる無機質な指示や評価だけでは、健康管理への動機付けを維持するのが困難です。しかしながら、人による対応でも、メールや電話、TV 電話による指導には、対面での指導と異なるコミュニケーション能力が必要です。健康管理へのITの活用を推進するには、ITを利用したコミュニケーション技法の研修が急務です。
そこで、ITの特性を理解しつつ、非対面での高いコミュニケーション (相談・指導)能力を有する人材を養成するため、日本遠隔医療学会では、今後もテレメンタリング研修会を継続的に開催します。
次回は、平成18年8月5日 (土)、聖路加看護大学での開催を予定しております。次回も多数の参加をお待ちしております。

Ping送信元: 石川県石川郡ののいち町新庄5丁目106

Written by medqa

2006/06/07 at 09:03

カテゴリー: 遠隔医療・僻地医療

1981年舳倉島発信-舳倉診療所勤務時

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朝日ジャーナル1981年9月11日号104ページ に掲載された全文です。25年前の発信です。
   本文の著作権は(株)朝日新聞社が所有し、無断転載は禁止いたします。

                                 山村敏明 (石川県舳倉島)

立ち遅れた離島医療の一石に
    能登半島沖 50キロの海上にある舳倉島は、海女の島として知られている。約200年前、加賀藩が九州から海女を招き、献上品としてアワビを獲らせるために島に住まわせた、という説が有力だが、千年も前から人が住んでいたことを裏づける史料もある。
    初めは夏場だけ島に渡って生活していたが、近年、島の周辺が全国でも有数の漁場であることが知られて、一年中、島で生活する人も増えてきた。

    昭和30年ごろ、初めて医師が島に常駐するようになった。それまでは、漁船で輪島まで4、5時間かけて病院に通った。特に冬は、シケが続くと一カ月以上も定期便が通わない日があっただけに、島の人たちの喜びは大変なものだったそうだ。以降、全国の僻地医療と同様に、島の医療を支えてきたのは高齢な医師だった。

    その医師も一昨年、病気のためやめて、”無医島"状態になった。ちょうどそのころ、僻地医療充実を目的につくられた自治医科大学で一期生が卒業、島の要請で、昨年4月、自治医大出身の医師が派遣され、以後、私を含めて同大学出身者に島の医療は委ねられた。

    1年目は、レンドケン装置、検査機器などが導入され、これまで輪島まで船を走らせていた病気の多くが、島で診断、治療されるようになった。しかし、一方で、診療、検査、調剤などをすべて一人の医師が行わなければならないばかりか、島の人の生活に合わせた診療が必要なため、24時間診療という状態が当たりまえになっている。それだけに、体力のある若い医師でなければ務まらない状況をみせている。

    舳倉島は、石川県唯一の離島のため、島の医療に対する行政上の立ち遅れは歴然としていた。それは、一人の医師が常駐すればすべてよし、といった安易な考えが主流を占めていたことにも表れている。たしかに、経験豊かで、島に長く居てくれ、いつでも気軽に診療を頼める医師を望むのはわかる。しかし、島の人のニーズはそれだけにとどまらず、歯の治療、井戸水や水道などの水質検査など、生活に直結する保健衛生面にまで広がる。そのうえ、海女さんの職業病ともいうべき耳や内科系の疾患についても、どうすれば少なくなるかという切実な問題も多い。

    そうした要求は、僻地医療では避けて通れないことと思う。そこで、私は島の人に、診療所のあり方、保健衛生、医療面の疑問、要望などアンケート調査をした。さらに、輪島市や保健所、金沢大学から講師を招き、座談会を開いた。「島の飲料水」「海女の病気」「虫歯の予防」の各テーマに、島の人たちから率直で、活発な質問が出た。座談会での回答は、島内放送で、島中に流された。たとえば、海女の潜水に伴う内耳系の障害や、潜水病発生に対する予防策は、海面上にいる時間をできるだけ長くすること、などである。さらに、来年度から、歯科医の巡回診療や耳鼻科専門医による治療が、集中的に行われる方向で話が進んでいる。

    それにしても、一年か半年交代のわれわれの赴任期間について、短すぎると残念がってくれる島の人たちも、若い医師だから島にいて勉強が遅れるのはかわいそうだ、とも心を配ってくれる。本当にありがたい。医師の側からみれば、島での生活は、人々と心の底から話し合え、医療の本来的なあり方を探る格好の機会でもある。その点で、短期間であっても、若い医師にとって、研究や勉学以上に有意義で、貴重な体験を与えてくれる場であり、時間であると思う。

    われわれの赴任期間は短く、島の人にとって落ち着かないものだとは思う。しかし、慢性疾患の経過観察がマンネリ化しないためには、新しい医師が、患者の全身のチェックを改めてやり直すのも有意義なことだ、と現時点では考えていきたい。

【記事転載に関する 承諾書番号 20061117】
104-8011 東京都中央区築地5-3-2
朝日新聞社 知的財産センター 発行
TEL 03-5541-8969  FAX:03-5541-8140

Written by medqa

2006/05/23 at 21:14

カテゴリー: 遠隔医療・僻地医療

病理学、放射線医学と遠隔医療

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テレラジオロジー、テレパソロジー、セカンドオピニオン外来 の具体例など
Yahoo! Japan の検索で上位にヒットするホームページから引用します。

独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター
    http://www.sap-cc.org/
のホームページ
■「セカンドオピニオン外来」
30分単位の完全予約制で「訴訟を目的にしている場合」、「診療費等についての相談」以外の相談を受付けています。費用は実費、保険診療対象外で、30分を超過すると、追加料金となります。
■ 病理診断
テレパソロジー telepathology
    http://www.sap-cc.org/NetWork/telepath-02.html
テレサイトロジー telecytology
Daily Cytology Cases 2005
    http://www.sap-cc.org/NetWork/dailycytol.html
細胞診に使用する画像はインターネット上でも公開されています。

■ 遠隔画像診断
日本放射線科専門医会・医会 ホームページ
    http://www.jcr.or.jp/news120/120_4.html
遠隔放射線診療 teleradiology

上記2つの遠隔診断を実施する場合、医療機関は厚生労働大臣が定める基準に適合し、地方社会保険事務局長に届け出る必要があります。また、病理検査については、病理組織迅速顕微鏡検査を目的とした場合のみ健康保険適用となっています。
日本における「遠隔医療」の定義:
「映像を含む患者情報の伝送に基づいて遠隔地から診断、指示などの医療行為及び医療に関連した行為を行うこと」をいう。
STUDY OF TELEMEDICINE IN JAPAN (2000)
    http://square.umin.ac.jp/~enkaku/Welcome.html
遠隔医療研究総括班の報告書をご覧下さい。

[追記 2006/6/3]
  JTTA 日本遠隔医療学会
  » http://square.umin.ac.jp/jtta/

Written by medqa

2005/05/12 at 13:24

カテゴリー: 遠隔医療・僻地医療