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Healthcare Provider’s Blog

Archive for 9月 2005

法令に基づく患者調査と個人データの第三者提供

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個人情報の保護に関する法律(平成一五年五月三十日法律第五十七号)
 » http://www5.cao.go.jp/seikatsu/kojin/houritsu/index.html
によると、

第二十三条 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
   一 法令に基づく場合
   二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
   三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
   四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。

本人の同意を得ない個人データの第三者提供は原則禁止、制限されていますが、個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人に通知したり、本人の同意を得ることもなく、個人情報を第三者に提供できる場合があります(上記条文)。
医療機関に対して、厚労省は法令に基づく患者調査を定期的ないし不定期に実施しますので、ご了承下さい。
[追記 2005/9/14]
ただし、厚生労働統計一覧
 » http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/gaiyo/k-eisei.html
のうち、「患者調査」 「受療行動調査」が具体的にどのような法令に基づく調査であって、関連法人による「電子媒体によるデータ」販売が「個人情報の保護に関する法律」の趣旨に相応しいものか、調査中です。
都道府県医師会宛文書管理システム
  http://www.med.or.jp/japanese/members/bunsyo/cgi-bin/guestlist3.cgi?year=2005&month=8
・平成17年受療行動調査の協力依頼について
    統計報告調整法 (昭和27年第148号)
・平成17年患者調査の協力依頼について
    患者調査規則 (昭和28年厚生省令第26号)
・平成17年医療施設静態調査の協力依頼について
    医療施設調査規則 (昭和28年厚生省令第25号)
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Written by medqa

2005/09/13 at 17:56

カテゴリー: お知らせ

プリズムバラスト・トーリックレンズの処方箋発行について

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現在、国内で販売されている 2週間頻回交換トーリック・ソフトコンタクトレンズだけを比較してみても、レンズ中央厚によって算出された 酸素透過率(Dk/L値) には約 4倍の性能格差 があります。しかも、製造メーカー各社ブランド品の公開データはレンズ中央部のみであり、プリズムバラスト・デザインのタイプはレンズ下方がより厚くなりますので、酸素透過率は部分的に公開データより低下・悪化します。
  エントリー「乱視用ソフトコンタクトレンズと角膜低酸素状態
  http://infohitomi.biz/archives/000050.html
乱視用ソフトコンタクトレンズレンズの装用中、眼表面の涙液交換が十分に確保され、特に、角膜下方が低酸素状態に陥っていないことを医療機関受診時にご確認下さい。
なお、当院では、プリズムバラスト・トーリックレンズの処方箋発行は自粛いたしておりますので、ご了承下さい。
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2005/09/11 at 12:39

カテゴリー: お知らせ

ハリケーン カトリーナと病原ビブリオ Vibrio vulnificus

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ハリケーン"カトリーナ" Hurricane Katrina の被災地では、病原ビブリオ Vibrios vulnificus によると考えられる水系細菌感染症により 4名が死亡しています。
  http://news.yahoo.com/s/ap/20050907/ap_on_he_me/katrina_health

Four people may have died of a waterborne bacterial infection circulating in Hurricane Katrina’s flood waters, and ···

Vibrio vulnificusについては、
Yakugaku Zasshi. 2005 Jul;125(7):531-47.
Pathogenic factors of vibrios with special emphasis on Vibrio vulnificus
Faculty of Pharmaceutical Sciences, Okayama University, Okayama 700-8530, Japan.
篠田 純男 先生の総説論文 「ビブリオの病原因子-Vibrio vulnificus を中心に-」 PDFファイル(846KB)
  http://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/125/7/125_531/_article
に詳しく記述(日本語)されていますので、ご覧下さい。一部を抜粋し、以下に引用いたします。

敗血症を起こした場合には極めて高い致死率を示す・・・中略・・・・この菌も腸炎ビブリオに似た低度好塩菌であるので、沿岸海水に生息する病原菌である。・・・中略・・・ V. vulnificus の感染症は、上述のように消化器感染型と皮膚感染型とがあるが、肝疾患を主とする基礎疾患のある場合に消化器感染をすると全身症状を示して致死率の高い重篤な敗血症に至る場合がある。・・・中略・・・本菌の感染症では、経口感染でも下痢がみられることは少なく、便から菌は検出されないが、腹痛、悪心、嘔吐などを含めた消化器症状は上述のようにほぼ半数の患者でみられている。・・・中略・・・発症から死亡までの期間は1-数日であり、半数以上が3日以内に死亡しているので、早期の適切な治療が必要である。・・・中略・・・抗生物質の乱用は好ましくないが、肝障害を基礎疾患として持つ患者で症状から本菌感染症が疑われた場合には、細菌検査の結果を待たずに抗生物質の投与を行うべきと思われる。・・・

[追記 2005/9/8] 米疾病対策センター(CDC)によると、起炎菌「ビブリオ・バルニフィカス」の感染経路として、傷口からの感染の可能性が高いとのことである。また、高齢者ら5人が死亡したと報告している。
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Written by medqa

2005/09/07 at 11:33

カテゴリー: お知らせ

休日当番医情報(平成17年9月)

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平成17年 9月11日 (第 2日曜日) 9:00 から 12:00 まで
午前中のみ受付、診療いたします。
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Written by medqa

2005/09/03 at 13:30

カテゴリー: 休日当番医