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Archive for 5月 2006

野田山のニホンカモシカ

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今日は午後から雨が降り、墓参する人も見かけませんでした。誰にも会うことなく、1時間ほどの里山歩きを終える直前でした。
古刹 曹洞宗「大乗寺」の裏は、庭がなく樹木が生い茂り、比較的新しい墓地との境界となっています。
  » カテゴリー「自然環境」
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午後4時頃でした。ここで、ニホンカモシカ と遭遇しました。

  » 金沢の自然
  » 大岡村の哺乳動物 シカとニホンカモシカ
フリー百科事典 ウィキペディア (Wikipedia)
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学名 Capricornis crispus、英名 Japanese Serow と呼ぶそうです。体重は、30~45kg 程度とのことですが、肢や首が太いためでしょう 100Kg ほどの大きな体に感じました。
大乗寺の修行僧、近くの畑で働く農家の人たちにとって、珍しいことではないのかもしれませんが、これら野生動物の観察は、大自然や動物園だけでなく近くの「里山」でも体験できるのです。
たとえば、同じ道路幅の交差点では、自動車どうしが出合うと、ルールに則って両方が徐行し、一方が先に進みます。「カモシカが先に停止し、次にヒトが停止し大きくバックする、カモシカが茂みに入ってから、ヒトが徐行して前進する」
だれでも予想できる行動となりました。因みに、カモシカは単独行動するそうです。
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Written by medqa

2006/05/24 at 18:13

カテゴリー: 自然環境

1981年舳倉島発信-舳倉診療所勤務時

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朝日ジャーナル1981年9月11日号104ページ に掲載された全文です。25年前の発信です。
   本文の著作権は(株)朝日新聞社が所有し、無断転載は禁止いたします。

                                 山村敏明 (石川県舳倉島)

立ち遅れた離島医療の一石に
    能登半島沖 50キロの海上にある舳倉島は、海女の島として知られている。約200年前、加賀藩が九州から海女を招き、献上品としてアワビを獲らせるために島に住まわせた、という説が有力だが、千年も前から人が住んでいたことを裏づける史料もある。
    初めは夏場だけ島に渡って生活していたが、近年、島の周辺が全国でも有数の漁場であることが知られて、一年中、島で生活する人も増えてきた。

    昭和30年ごろ、初めて医師が島に常駐するようになった。それまでは、漁船で輪島まで4、5時間かけて病院に通った。特に冬は、シケが続くと一カ月以上も定期便が通わない日があっただけに、島の人たちの喜びは大変なものだったそうだ。以降、全国の僻地医療と同様に、島の医療を支えてきたのは高齢な医師だった。

    その医師も一昨年、病気のためやめて、”無医島"状態になった。ちょうどそのころ、僻地医療充実を目的につくられた自治医科大学で一期生が卒業、島の要請で、昨年4月、自治医大出身の医師が派遣され、以後、私を含めて同大学出身者に島の医療は委ねられた。

    1年目は、レンドケン装置、検査機器などが導入され、これまで輪島まで船を走らせていた病気の多くが、島で診断、治療されるようになった。しかし、一方で、診療、検査、調剤などをすべて一人の医師が行わなければならないばかりか、島の人の生活に合わせた診療が必要なため、24時間診療という状態が当たりまえになっている。それだけに、体力のある若い医師でなければ務まらない状況をみせている。

    舳倉島は、石川県唯一の離島のため、島の医療に対する行政上の立ち遅れは歴然としていた。それは、一人の医師が常駐すればすべてよし、といった安易な考えが主流を占めていたことにも表れている。たしかに、経験豊かで、島に長く居てくれ、いつでも気軽に診療を頼める医師を望むのはわかる。しかし、島の人のニーズはそれだけにとどまらず、歯の治療、井戸水や水道などの水質検査など、生活に直結する保健衛生面にまで広がる。そのうえ、海女さんの職業病ともいうべき耳や内科系の疾患についても、どうすれば少なくなるかという切実な問題も多い。

    そうした要求は、僻地医療では避けて通れないことと思う。そこで、私は島の人に、診療所のあり方、保健衛生、医療面の疑問、要望などアンケート調査をした。さらに、輪島市や保健所、金沢大学から講師を招き、座談会を開いた。「島の飲料水」「海女の病気」「虫歯の予防」の各テーマに、島の人たちから率直で、活発な質問が出た。座談会での回答は、島内放送で、島中に流された。たとえば、海女の潜水に伴う内耳系の障害や、潜水病発生に対する予防策は、海面上にいる時間をできるだけ長くすること、などである。さらに、来年度から、歯科医の巡回診療や耳鼻科専門医による治療が、集中的に行われる方向で話が進んでいる。

    それにしても、一年か半年交代のわれわれの赴任期間について、短すぎると残念がってくれる島の人たちも、若い医師だから島にいて勉強が遅れるのはかわいそうだ、とも心を配ってくれる。本当にありがたい。医師の側からみれば、島での生活は、人々と心の底から話し合え、医療の本来的なあり方を探る格好の機会でもある。その点で、短期間であっても、若い医師にとって、研究や勉学以上に有意義で、貴重な体験を与えてくれる場であり、時間であると思う。

    われわれの赴任期間は短く、島の人にとって落ち着かないものだとは思う。しかし、慢性疾患の経過観察がマンネリ化しないためには、新しい医師が、患者の全身のチェックを改めてやり直すのも有意義なことだ、と現時点では考えていきたい。

【記事転載に関する 承諾書番号 20061117】
104-8011 東京都中央区築地5-3-2
朝日新聞社 知的財産センター 発行
TEL 03-5541-8969  FAX:03-5541-8140

Written by medqa

2006/05/23 at 21:14

カテゴリー: 遠隔医療・僻地医療

咽頭結膜熱-2006年夏 大流行の恐れ

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Yahoo!ニュース 「プール熱、大流行の恐れ 過去10年で最多」
  » http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060522-00000023-kyodo-soci
(共同通信) – 5月22日9時15分更新

やまむら眼科医院が眼科校医を担当しております小、中、高校の養護教諭の先生方に、本日(2006.5.22) 電話連絡しました。当該の学校の先生に限り、日曜祭日、夜間、当院休診日を問わず可能な範囲で、ウイルス性結膜炎の感染・防疫対策等についてのご相談をウェブメールにてお受けいたしますので、ご自由に連絡下さい。
なお、近接した市町村では、すでにアデノウイルス結膜炎の流行が確認されているとのことです (一部地域は「流行性角結膜炎」の流行でした)。

【時間外の連絡方法】
当ブログのカテゴリー「adenovirus アデノウイルス」最下段
  » http://www.medqa.jp/adenovirus/index.html
または、エントリー「咽頭結膜熱の流行について 2004年6月9日」
  » http://www.medqa.jp/2004/06/post_7ce5.html
内の相談フォームメールをクリックして下さい (必ず、実名と学校名を記載して下さい)。
ing送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目106

Written by medqa

2006/05/22 at 14:47

カテゴリー: adenovirus

山側環状と大乗寺丘陵総合公園(その3)

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今日、半年ぶりに大乗寺丘陵総合公園に出かけました。
甲高い雉の鳴き声、斜面に広がるツツジ園、自動車の騒音が迎えてくれました。
実は、2006年4月15日、金沢外環状道路山側幹線 (通称「山側環状 やまがわかんじょう」) が全線開通し、幹線の一部は長坂台など里山の西側を通るため、交通量が急増したのです。北陸道「金沢森本IC」から山側環状「白山市安養寺北交差点」の区間は、金沢河川国道事務所の調べでは、開通後 約20分も短縮 (在来道路では 50分ほどかかっていました)されるためです。金沢ではよく知られた閑静な住宅街が一変していました。しかし、新設の公園西側ゲートから、公園の中、里山を登ると、騒音はあまり耳障りでなくなります。
昨年にはなかったものをいくつか発見しました。
(1) 小学校の運動場ほどのグラウンド (砂と赤土です。芝の広場ではないのですが、広いので多目的に使用できます)
(2) 公園西側のゲート (駐車場あり)
(3) トイレ (公園中ほどにあります)

当ブログのエントリーでの紹介 (カテゴリー 「自然環境)から1年が経ちますが、今だ利用者は多くないようです。しかし、ペット飼い主のマナーは昨年同様、あまり良くないので、早めに立て看板がほしいところです。
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Written by medqa

2006/05/21 at 17:17

カテゴリー: 自然環境

たばこ、飲酒と自殺

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わが国は、世界の中で自殺による死亡率が最も高い国の一つで、1998年 (平成 10年)以降、自殺死亡者数が年間 3万人を超えております。
  » http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/2.html
自殺者の多くは、中年以降 (40-50才代)で、特に、男性に多いとのことです。
  » http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/3.html

厚生労働省研究班による多目的コホート研究 JPHC Study
  » http://epi.ncc.go.jp/jphc/index.html [リンク規定遵守 2006.05.18]
コホート解析結果の一覧表
  » http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/index.html
たばこと自殺 概要(2005.1.17) 詳細(2005.5.31)
飲酒と自殺 概要(2006.3.1) など。

たばこ、飲酒と自殺との関連についてのエビデンス (科学的根拠)をご覧下さい。
飲酒に関しては、前向きコホート研究の結果が報告されています。

今後の研究課題………今回の研究で、習慣的に大量飲酒をする人の自殺リスクが2倍以上高くなることがわかりました。さらに、予想しなかった結果ですが、飲酒しない人も自殺対策の対象として考慮すべき可能性が示されました。

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Written by medqa

2006/05/17 at 20:52

カテゴリー: コホート研究

休日当番医情報 (平成18年5月)

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平成18年5月14日  (第 2日曜日) 9:00 から 12:00 まで

午前中のみ 受付、診療いたします。
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Written by medqa

2006/05/05 at 12:51

カテゴリー: 休日当番医