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Marathon-Hyponatremia-Google Scholar
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ウェブ全体「Marathon」and「Hyponatremia」
日本語ページ「マラソン」and「低ナトリウム血症」
について
Google Scholar
http://scholar.google.com/
で検索したところ、日本語では関連文献はほとんどヒットしなかった。
Google Scholar ベータ版
http://scholar.google.com/intl/ja/scholar/about.html
【引用】膨大な学術資料を簡単に検索できます。分野や発行元を問わず、学術出版社、専門学会、プレプリント管理機関、大学、およびその他の学術団体の学術専門誌、論文、書籍、要約、記事を検索できます。
医学文献から健康に関する詳細情報を検索・入手するとき、必ずキーワードは英語とすべきです。
【検索サンプル:マラソンと低ナトリウム血症】
Hyponatremia among Runners in the Boston Marathon
N Engl J Med 2005; 352:1550-1556, April 14, 2005 Number 15
Christopher S.D. Almond,他
http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/352/15/1550
Risk Factors for Hyponatremia among Runners in the Boston Marathon
Academic Emergency Medicine Volume 10, Number 5 534-535,
Christopher S Almond, Elizabeth B Fortescue, Andrew Y Shin, Rebekah Mannix and David S Greenes
Children’s Hosital: Boston, MA
ボストン マラソン(2002年 Boston Marathon)において、マラソンを完走し使用可能な血液サンプルを採取できた 488人のうち、13%に低ナトリウム血症(血清ナトリウム濃度 135mmol/L以下)がみられ、0.6%では、120mmol/L以下の重篤な低ナトリウム血症を来たした。一般ランニング愛好者では相当な頻度で起こり、重篤となることがある。
走行後にかなりの体重増加がある、レース所要時間が長い、極端な(低い)BMI body-mass-index が低ナトリウム血症と関連したが、女性、摂取した飲料水の成分、非ステロイド系消炎薬(NSAIDs)の使用とは関係しなかった。
The Incidence, Risk Factors, and Clinical Manifestations of Hyponatremia in Marathon Runners.
Clinical Journal of Sport Medicine. 13(1):41-47, 2003.
Hew, Tamara D.他
ヒューストン マラソン(Houston Marathon)において、参加者の0.31% のランナー(21人)が低ナトリウム血症を来たしマラソン医療地域で点滴治療を受けた。
低ナトリウム血症に至る主要なリスク因子は、過剰な水分摂取および完走にかかる時間が長いということであった。
運動による他の虚脱状態と鑑別できる唯一の臨床所見として、低ナトリウム血症では、嘔吐がみられた(p=.03)。
※ 血液中のナトリウムイオン濃度の低下による諸症状は
出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
水中毒 (みずちゅうどく、Water Intoxication)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%B8%AD%E6%AF%92
などを参照して下さい。
Ping送信元: 石川県石川郡ののいち町新庄5丁目106 やまむら眼科医院
医療相談掲示板と「偽医者」
「産婦人科医」と偽り、携帯電話の電子掲示板に匿名"ハンドル名"で投稿し、相談した女性に重傷を負わせた事件で、S地裁は傷害罪として懲役 3年、保護観察付き執行猶予 5年を言い渡しています。
医療関係、特に、性関連の話題が多い電子掲示板では、今後もその匿名性を悪用する医師法違反等のケースが予想されます。
返信、回答している者のメールアドレスのほか、ホームページやブログにリンクする形式の電子掲示板(この事件とは関係のない)が存在しますが、ホームページの内容やリンク自体を偽ることも可能です。
参照ページ:
NIKKEI NET:社会ニュース
» http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKB0104+16052005&g=K1&d=20050516
Yu&Me*過去のトラブル
» http://www5f.biglobe.ne.jp/~yuandme/i/i-trouble.html
など。
Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目106
むち打ち症と脳脊髄液減少症
毎日新聞記事 (2005年9月27日3時00分)
むち打ち症:被害者「不起訴不当の議決、重く受け止めて」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050927k0000m040150000c.html
をご覧下さい。"土浦検察審査会の議決は、検察当局に「むち打ち症は軽傷」という「常識」の見直しを迫ったといえる。"
眼症状については、下記の情報提供ページをご参照下さい。
エントリー「むちうち 頭蓋内圧低下症 脳脊髄液減少症 眼症状」
» http://www.qqiac.com/2004/10/__a3ec.html
エントリー「Whiplash 頚部捻挫 むちうち症 と眼症状」
» http://www.qqiac.com/2004/11/whiplash__24b5.html
「特発性頭蓋内圧低下症 ( SIH )」
» http://www.qqiac.com/2004/10/_sih__8059.html
Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目 5-106
ホルムアルデヒド, 有害生物, 室内空気汚染, シックハウス症候群
2000年10月、情報提供ページ「シックビルディングにご注意」を作成しました (URL変更 2003/9/30)。
http://cgi12.plala.or.jp/yamamura/topics/index.cgi?page=28
一般住宅やオフィスビルの室内の空気はいろいろなものによって汚染されます。有害生物, ホルムアルデヒド, 揮発性有機化合物など多くの物質が知られています。「化学物質過敏症」などを来たしやすい個人の体質も関係します。【シックハウス症候群】とは、主に一般住宅の室内空気汚染が原因でおこる健康障害のことです。
当時、石川県においてもホルムアルデヒドなどの健康被害が注目されはじめていたため、たとえば、石川中央保健福祉センターは「シックハウス症候群」の講演を企画し (2000年?)、その後、NPO「シックハウスを考える会」との合同講演会も開催されました。同時に、シックハウス症候群の診断に関して医療機関への協力依頼がありましたが、問診だけでも1時間以上かかり、高価な診断機器の複数購入が必要 (補助なし)等のため、NPO「シックハウスを考える会」石川県支部 大島正之様、所轄保健所からの(診断に協力下さいとの)申し入れは、とても残念ではありましたがお断りしました。
ホルムアルデヒド濃度については、「2000年シックハウス症候群疫学調査」によると(「シックハウスを考える会」ホームページから引用)、
・・・厚生労働省の指針値 (0.08ppm) を上回る住宅は応募者群で55.8%、対照群で43.6%にのぼり、築年数4年にホルムアルデヒド濃度の高い傾向が見られました。・・・
ホルムアルデヒドなどの化学物質による諸症状が疑われましたら、
○ 石川県石川中央保健福祉センター
http://www.pref.ishikawa.jp/hc/ishikawa/home.htm
石川県白山市馬場2丁目7番地(旧 松任市)
○ NPO 「シックハウスを考える会」石川支部
http://www.sickhouse-sa.com/
などにご相談下さい。
なお、同ページの「化学物質に関するリンク」★山村眼科医院 のリンク先 URL を上記情報提供ページに変更しました。
更新 Ping送信元: 石川県石川郡野々市町新庄5丁目 5-106
市役所・町役場の半数で Microsoft-IIS サーバ使用
石川県内の市・町が提供するホームページとサーバ・タイプを調査しましたところ、約半数の機関に不正アクセス・ホームページ改竄のリスクが高いとされる「Microsoft-IIS」が使用されていました。実際に、2005/07/20(水), U 町のホームページ改竄事例 が報告されています。
市民、町民の個人情報、プライバシー保護のために、サーバ管理とセキュリティ対策に万全を期していただきたいものです。
石川県には 下記の10市, 12町があります。
金沢市: 金沢市
加賀市: 加賀市, 江沼郡山中町
小松市: 小松市
能美市: 能美市, 能美郡川北町
白山ののいち: 白山市, 石川郡野々市町
河北郡市: かほく市, 河北郡津幡町, 河北郡内灘町
羽咋郡市: 羽咋市, 羽咋郡富来町, 羽咋郡志賀町, 羽咋郡宝達志水町
七尾市: 七尾市, 鹿島郡中能登町
能登北部: 輪島市, 珠洲市, 鳳珠郡穴水町, 鳳珠郡門前町, 鳳珠郡能登町
市役所、町役場は地域住民のサービスのため、独自にホームページを公開したり、情報ネットワークを活用しています。
ホームページのためのドメイン名は「属性型・地域型JPドメイン名」とよばれるもので、
http://www.city.市の名前(ローマ字).ishikawa.jp/
または、
http://www.town.町の名前(ローマ字).ishikawa.jp/
となります。
WWW (Web)サーバのタイプ (ホームページのためのサーバ・アプリケーション)として、町役場、市役所ともに、約半数は「Microsoft-IIS」を使用しています。
そのバージョンは(2005/7/31 現在)、市役所1機関では今でも、Microsoft-IIS/4.0 が使用されており、他は Microsoft-IIS/5.0 です。ただし、1つの機関は、
「日本のWEB改竄状況 (Japanese defaced site log)」
http://www.fearoot.com/
を参照すると、ホームページ改竄前は、Microsoft-IIS/4.0 であったと思われます。
Microsoft-IIS/5.0, 4.0 サーバの管理が、2年以上行われていない施設があります (2002年に最終更新) ので、管理者の方は不正アクセスにご注意ください。
また、ネームサーバ設定のパターン(ISPの方針?)から、DNSへの不正アクセスによりドメイン乗っ取りのリスクが高くなります。
[追記 2005/8/1] 2年以上サーバの更新が行われていない機関のご担当者に電話、メールで連絡完了しました。
[追記 2005/8/26] 関連情報ページ
ホームページ名: NewsReleaseJapan ニュースリリースジャパン
http://www.newsrelease.jp/release/business/0208/0807002.html
調査期間: 2002年3月16日~22日
資料発行元: ネットアンドセキュリティ総研株式会社 旧社名 株式会社バガボンド
タイトル: バガボンド、自治体ドメイン3,557件の実態を調査
同記事: http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0725/vagabond.htm
Streptococcus suis ヒト化膿性髄膜炎 難聴 養豚業 中国四川省
豚レンサ球菌病の原因細菌 Streptococcus suis が養豚業者などにヒト化膿性髄膜炎などを発症させることが知られています。
Streptococcus suis は、羊血液寒天平板で α溶血性を示す連鎖球菌 (通性嫌気性グラム陽性菌) です。
中国四川省の奇病の原因として、本菌が疑われています。
「Mysterious disease kills 17 in southwest China」
Mysterious disease spreads in China
Published online 25 July 2005 | Nature | doi:10.1038/news050725-1
URL http://www.nature.com/news/2005/050725/full/news050725-1.html
Strange disease kills 17 in Southwest China
By Wang Zhenghua in Beijing and Albert Auyeung in Hong Kong (China Daily)
Updated: 2005-07-25 05:39
URL http://www.chinadaily.com.cn/english/doc/2005-07/25/content_462910.htm
ブログ主催者の私見: 化膿性髄膜炎を来たすので、抗菌薬による初期の感染症治療が適切で十分に行われないと死亡例が増加するであろう。細菌のサブタイプや薬剤感受性は、まだ発表されていないようである。
ProMED-mail Archive Number 20060411.1082
Published Date 11-APR-2006
Subject PRO/AH> Streptococcus suis, porcine, human, 2005 – China (Sichuan)
出典論文
Streptococcal Toxic Shock Syndrome Caused by Streptococcus suis Serotype 2
URL http://www.plosmedicine.org/article/info:doi/10.1371/journal.pmed.0030151
■ [日本では初めての報告]
感染症学雑誌 2003 Vol.77 No.5
http://www.kansensho.or.jp/journal/2003/07705conj.html
「豚由来と思われるStreptococcus suis II による化膿性髄膜炎の1症例」
松尾 啓左, 阪元 政三郎
佐世保中央病院
http://www.kansensho.or.jp/journal/2003/077050340j.html
Full Text of this Article in Japanese PDF (32k)
下記の文献レビューと同様に両側高度難聴が残った (58 歳,男性,養豚業)。
■ Streptococcus suis type 2 (group R streptococcus) によるヒト化膿性髄膜炎の症例報告と文献レビュー
Infection. 1986 Jul-Aug;14(4):181-5.
Meningitis caused by Streptococcus suis: case report and review of the literature.
Lutticken R, Temme N, Hahn G, Bartelheimer EW.
Up until now, S. suis infection in man has been rare and has had a good prognosis. However, disturbances of the eighth cranial nerve have been found in many patients, even causing permanent deafness in some.
Lutticken R. ら(1986年) は、症例報告と文献レビュー(PubMed, 要約)の中で、「現在までのところ、Streptococcus suis によるヒト感染症はまれであり、良好な経過であった。しかしながら、第8脳神経の障害が多くの患者にみられ、永久的な難聴を来たした症例もあった。」と述べている。