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ProMED-mailを抄訳しTwitter配信

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世界各地でいろいろな感染症が確認されています。

「エボラ出血熱」疑い患者の検査結果はまだです。病院、地域は緊急事態となっています。

インドでは比較的裕福な人の新型インフルエンザ検査が優先されて、貧困な子どもたちの間で流行している日本脳炎の検査治療が十分に行われていないそうです。今年のワクチン不足も深刻です(輸入は中国から)。

英国では大会参加者に対して病原性大腸菌 O-157に関する情報提供などを行うため、主催者、当局は電話、Eメール、SNS “Facebook”などで連絡をとりました。感染拡大はしていないようです。

日本では、新型インフルエンザワクチンが発展途上国にも届くよう支援できる政権、政府となるのでしょうか?

[ProMED-mail 最近の報告より]
投稿者によるTwitter
 https://twitter.com/TweetMedmail
にて、記事概要を日本語でTweets投稿しました(順不同)。

  • 中央アジア、ロシア、トルコなどから「クリミア・コンゴ出血熱 Crimean-Congo hemorrhagic fever」の報告が相次いでいます。
  • インド北部のウッタルプラデシュ州で日本脳炎 Japanese encephalitis virus (JEV) 感染と思われる患者が過去1ヶ月で200名以上、死者40名。
  • インド北部で日本脳炎が流行。これまでUttar Pradesh州の病院に900人の子どもが入院し少なくとも200人が死亡した。2005年、1500人の子どもが亡くなった後、中国からワクチンを輸入し大規模な接種プログラムを始めたが2009年は十分でない。
  • フィンランドで初めてのコウモリ狂犬病報告。研究者および助手が数回、こうもり(Daubenton’s bat, _Myotis daubentoni_)に咬まれた。
  • チリ首都Santiagoの西120Kmの2農場で、七面鳥turkeysの産卵数減少(13 Aug 2009)。新型インフルエンザA (H1N1) 2009検出(20 Aug 2009)。ヒトから鳥への感染が初めて確認されました。
  • influenza A(H1N1)2009 ヒトから鳥への感染(最初の事例):七面鳥は卵の販売目的で飼育。2009年8月22日、流行中の七面鳥のインフルエンザHA遺伝子解析(ISP)し、チリ共和国のヒト感染例のウイルス株と100%同じであった。
    OIE レポート:A/H1N1 2009確認。病気の鳥”出血した七面鳥”は50%超で、生殖器官の病変のため、卵殻の質など低下したが、20日後に産卵率は回復した。孵化卵のPCR検査は陰性で、季節性インフルエンザH1,H3はともに陰性であった。経済的損失大。ProMed 20090823.2978
  • エボラ出血熱疑い患者入院 Mbale[ウガンダ 18 Aug 2009] 輸血、5Lの輸液等を行うも、患者状態悪化。Bundibugyo [同国]で2007年12月最後の流行。
  • DHFデング熱:ベトナム(90%は都市部からの患者)で2009年8月初旬から一日当たり30-40人が発生し、入院患者のほとんどは重症でその62%は16-30歳の生徒・学生。Sri Lanka、Guatemalaも流行。Cambodiaはまだ緊急事態ではない。
  • 2009年7月29日から8月9日の期間に開催された英国Pembrokeshireでのdance campに約650人が参加し、少なくとも4人が病原性大腸菌O-157に感染した。

Written by medqa

2009/08/25 at 09:07

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