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colony collapse disorder – viral diseases swapping – domestic and wild pollinators

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[ブログ投稿者注:
本文中の pollinator 花粉を運ぶ動物[昆虫]を 送粉者(そうふんしゃ)と日本語で表現しました。
URL “http://ja.wikipedia.org/wiki/送粉者”
Wikipedia 「花粉媒介者・授粉者・ポリネーターともいう。」
また、domestic honeybees を wild 野生に対して、養蜂業用ミツバチと訳しました。
]

ProMED-mail Archive Number 20101229.4583
Published Date 29-DEC-2010
Subject PRO/AH/EDR> Viruses, apis – USA: pollen transmission susp.

Date: Fri 24 Dec 2010
Source: Science News [edited]
URL http://sciencenews.org/view/generic/id/68058/title/Flower_sharing_may_be_unsafe_for_bees

米国では、現時点で wild [insect] pollinators 野生の送粉者 [花粉を運ぶ昆虫] 11種が domestic honeybees 養蜂業用ミツバチにとって脅威となる、花粉を介して感染する可能性の高い いくつかのウイルスを運搬することが判明している。

野生型の送粉者の大部分は、以前には honeybee viruses ミツバチウイルスの記録はなかった (Diana Cox-Foster氏 Penn State University in University Park)。
新しい解析結果により、養蜂業用送粉者と野生の送粉者との間でたやすく交換する複数の病気についての懸念が強まる (Cox-Foster and her colleagues report online 22 Dec 2010 in
PLoS ONE http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0014357
.)。
ミツバチのウイルス性疾患は ミツバチだけという頼みの綱は切れた。”どんな送粉者であっても、組織化されたその行動で、ウイルスが[ミツバチに]入り込む可能性がある (Diana Cox-Foster氏発言)。”

その好ましくないシナリオに一致することが研究によって分かった。研究者は 米国 3州 (Pennsylvania, New York, Illinois)の apiaries [養蜂場]の近くの 送粉者と それらが運搬した花粉 pollen hauls の中の ウイルス 5種を調査した。Israeli acute parasitic virus イスラエル急性麻痺ウイルス (IAPV)は病気を保有するミツバチの installations 設置場所近くの野生の送粉者に現れたが、ウイルスのいない養蜂場近くでは[野生送粉昆虫に]発生しなかった。

養蜂業用ミツバチでは、これらウイルスは 巣箱 1箱の全てのミツバチを突然、壊滅させる colony collapse disorder 蜂群崩壊症候群 CCD として知られているまだ謎の病気の可能性の高い原因の 1つである (Diana Cox-Foster氏発言)。

彼女らは 複数のウイルスが野生の送粉者に何をしているか調査している。実験室の検査による予備的な結果として、いくつかの disturbing effects かく乱効果がみられた。米国で送粉者 野生種が減少している理由の一部であろうか? (Diana Cox-Foster氏発言)

調査研究で、たとえば wild bumblebees 野生のマルハナバチは次第に数が減っていた。新しい調査研究は、さらなる懸念をもたらす。”これらのウイルスは 野生のマルハナバチにも大きな脅威となるようである (Sarina Jepsen 発言 the Xerces Society, an invertebrate conservation group in Portland, Oregon)。

ハナバチそのものはウイルスに感染していないが、採餌によって運搬される花粉の中に eformed-wing virus [翅形態不全ウイルス DWV] および sacbrood virus [サックブルード病の原因ウイルス SBV] が見つかった (興味深い研究結果の 1つ。Michelle Flenniken of the University of California, San Francisco )。

virus-laden pollen ウイルスを含む花粉を運搬する健康で採餌を行う昆虫類は、花粉自体がウイルス感染症を伝播できるとする Cox-Fosterおよび共同研究者らの主張に使われる証拠品(エビデンス)の 1つである。”ウイルスが花粉内にみつかり、伝播可能であると分かったことは、重要な点である (Flenniken 発言)。” 世界中で養蜂作業として bumblebees マルハナバチを育てるために使われたミツバチが集めた花粉 200トンを介して ウイルスが伝播する可能性があり、懸念をもたらす。

ProMED-mail アーカイブ

2010年
Viruses, apis – USA: pollen transmission susp. 20101229.4583 [当ブログエントリー]
Colony collapse disorder, apis – USA: possible cause 20101007.3635
Colony collapse disorder, apis – Europe: EU 20100915.3348

2009年
Colony collapse disorder, apis – USA: cause 20090826.3008
Colony collapse disorder, apis – USA: multiple causes susp 20090731.2687

2008年
Undiagnosed die-off, apis – China: (GD), RFI 20081119.3654
Undiagnosed die-off, apis – UK: pesticides susp. 20081004.3133
Honeybee die-off – UK 20080818.2574
Colony collapse disorder, apis – Germany: chemical ban 20080613.1868

2007年
Colony collapse disorder, apis – USA: (FL) 20071026.3490
Undiagnosed die-off, apis – USA (Multistate) (03): agent identified 20070907.2960
Undiagnosed die-off, apis – USA : (Multistate) (02) 20070503.1436
Undiagnosed die-off, apis – USA : (Multistate) (02) 20070503.1435
Undiagnosed die-off, apis – USA (Multistate) 20070208.0497

Written by medqa

2010/12/30 @ 16:24

カテゴリー: ProMED-mail

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