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Archive for 6月 2009

療養の給付費等に関する費用の請求の代行「事務代行者」

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1.厚生労働省令第111号(平成20年4月1日施行分)および2.「保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求に関する取扱要領」(平成21年1月15日保総発第 0115001号)により、三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)のみ療養の給付費等に関する費用のオンライン請求の「事務代行者」と認められています。社会保険診療報酬支払基金は薬局による調剤報酬のオンライン請求を支援する業務を2009年5月請求分から開始しましたが、これは日本薬剤師会との送信業務委託契約に基づくものです(委託事務手数料 1薬局1030円)。支払基金は、代行請求できる「事務代行者(機関)」ではありません(上記省令により)
社会保険診療報酬支払基金の請求支援は事業指針であり「オンライン請求を代行する者の委託を受けて行う請求支援事務実施要綱」をあらたに作成しています。
保団連の診療報酬オンライン請求問題プロジェクトチームと厚労省保険局保険システム高度化推進室との懇談・交渉のうち、オンライン請求に関する質疑が公開されています。
 http://insite.typepad.jp/shigakuinfo/2009/01/post-2d9c.html
一方、日本医師会は平成19年から平成20年にかけて、支払基金による請求代行の支援を要望し、代行手数料についても、検討、交渉しているとの記事があります。オンライン請求の義務化に強く反対している日本医師会が日本薬剤師会に続いて、平成21年度中にどのような対応をするのか、注目したいと思います。

Written by medqa

2009/06/13 at 21:14

カテゴリー: 医療ICT

厚生労働省令第111号

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国(厚労省)の考えは、平成20年4月1日以降を”猶予期間(電子情報処理組織の使用による請求に係る経過措置)”とします。
厚生労働大臣の指定する医療機関・薬局が「療養の給付、老人医療又は公費負担医療に関する」費用の請求を電気通信回線(インターネットを含むオンライン)を使用して、審査支払機関の電子計算機に記録して行うとする厚生労働省令第111号
 療養の給付等に関する請求省令の一部を改正する省令の施行(平成18年4月10日)
は、平成20年4月1日施行と同時に
「但し、書面による請求、又は光ディスク等を用いた請求を、一定期間猶予して行うことができる。」については、”オンライン義務化のスケジュール”として実施されています。しかし、実際には、平成23年度(2011年4月1日)から完全実施(義務化)として広くアナウンスされているようですので、平成20年4月1日のスタートとともに下記のとおり段階的にオンライン請求に限定されるスケジュールを再掲します。

参考資料
 ”http://www.jahis.jp/activity/events/gyoumuhou/h19gyoumuhou/New_Folder/医事コンピュータ.pdf”

オンライン義務化のスケジュール
          厚生労働省令第111号
医療機関 → 審査支払機関
 平成19年4月から試行的オンライン請求スタート
 平成20年4月から段階的にオンライン請求に限定

病 院
 略
診療所
(レセコン有り)平成22年度から
(レセコン無し)平成23年度から
(レセコン無し+少数該当[月100件以下]+既設)平成23年度以降、2年以内で厚生大臣の別に定める日まで

   「少数該当」とは、月間平均請求件数が医科・調剤100件、歯科50件に満たない場合
   「既設」とは、平成21年4月1日において現存している機関
   「レセコン有」とは、レセプト作成業務を電算化している場合
    ※ レセプト電子請求機能を有するレセプト作成システムに
      用いる「レセ電有」とは異なります。

平成18年4月10日(厚生労働省令第111号)
療養の給付等に関する請求省令の一部を改正する省令の施行
<平成18年4月10日施行>
厚生労働大臣が指定した医療機関・薬局は、電気通信回線(オンライン)を使用して、療養の給付、老人医療又は公費負担医療に関する費用を請求することができる。
<平成20年4月1日施行分>
療養の給付、老人医療又は公費負担医療に関する費用の請求は、電気通信回線を使用して、厚生労働大臣の定める方式に従って審査支払機関の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録して行うものとする。
但し、書面による請求、又は光ディスク等を用いた請求を、一定期間猶予して行うことができる。

Written by medqa

2009/06/06 at 16:16

カテゴリー: 医療ICT

オンライン請求システムサポートサイト

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オンライン請求システムサポートサイト
  開設日 2009年1月5日
問い合わせ先
 http://www.onlineseikyu.jp/ask.php
担当オンラインデスク
 ・ネットワーク回線
 ・システム
 ・特定健診・保健指導決済システム
また、「運用情報」よりネットワークやシステムの障害発生状況が確認できます。
(携帯キャリアによるアクセス可)

リンク先(ウェブ開設団体)
◆社会保険診療報酬支払基金
 http://www.ssk.or.jp/
◆国民健康保険中央会
 http://www.kokuho.or.jp/

恐らく、サポートデスク混雑解消のために、FQA(Frequently Asked Questions)の早期ウェブ公開が必要でしょう。

Written by medqa

2009/06/05 at 10:22

カテゴリー: 医療ICT

フリクテン角結膜炎 PKC

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(続)
 https://telementoring.biz/2009/06/02/phlyctenular-keratoconjunctivitis/
phlyctenular keratoconjunctivitis, phlyctenulosis
フリクテン phlyctenule とは「小水疱」のことで、結膜フリクテンでは角膜に近いところに複数(1mmから3mm程度の大きさ)出現しわずかに盛り上がって、小結節状に見えます。周囲に充血を伴いますが、充血の程度は軽度のことがあります。よく観察すると、両眼のことが多いです。多くのケースは、肉眼で診断できます。
眼瞼の細菌(ぶどう球菌)の活動性と関連しますので、冬は少ないと言えますが、今年は5月から急増しています(当院では)。過去の医学文献上、好発する時期、季節の記載はありませんでした。特徴は再発しやすいこと、ステロイド点眼薬がほどんどの症例で有効で、主に小児の病気です。
外来患者の写真記録は、いつもSony Digital Recorder ソニーデジタルレコーダー(業務用)で撮影しますが、プラグインがWindows XP未対応のため、現在ソニーミニディスク MMD-140Aから取り出せません。ネット上の画像をチェックして下さい(日本の子どもの所見は、ちょっと違うのですが、フリクテン結膜炎診断のポイントは角膜近くの複数の半透明の小結節と周囲の充血です)。
[重症報告例]
角膜穿孔を来たした非結核性(ぶどう球菌性)フリクテン性角結膜炎例
Corneal perforation in nontuberculous (staphylococcal) phlyctenular keratoconjunctivitis.
Am J Ophthalmol. 1975 Mar;79(3):446-8.
Ostler HB.

重症ステロイド依存性小児フリクテン性角結膜炎の免疫抑制薬シクロスポリン A点眼治療
Topical cyclosporine A in severe steroid-dependent childhood phlyctenular keratoconjunctivitis.
Am J Ophthalmol. 2006 Jan;141(1):62-66.
Doan S, Gabison E, Gatinel D, Duong MH, Abitbol O, Hoang-Xuan T.
Service d’ophtalmologie, Hopital Bichat, Fondation A. de Rothschild, 46 rue Henri Huchard, 75018 Paris, France.

Written by medqa

2009/06/04 at 09:55

カテゴリー: ご注意下さい

phlyctenular keratoconjunctivitis

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菌体・毒素(日本では、主にぶどう球菌とされています)に対するIV型アレルギー delayed-type hypersensitivity が角膜、結膜に起こると、phlyctenular フリクテン性 conjunctivitis / keratitis / keratoconjunctivitis 結膜炎 / 角膜炎 / 角結膜炎 とよばれる目の病気を来たすことがあります。主に、小児です。
 http://www.dis.h.u-tokyo.ac.jp/scripts/search/ICD10_searchw.asp?searchstring=H16.2
先月(2009年5月)から、当院でも本疾患の小児患者の初診(再診)が急増しています。

かつての日本(、今も結核が蔓延している国)では、結核感染が原因として問題となっていましたので、
インドのデリーの病院発表(2000年) “In 86 patients (76.7%), phlyctenular eye disease was associated with tuberculosis. Worm infestation was found in 14 patients (12.4%), whereas 7 (6.2%) had staphylococcal blepharitis.”

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10715381
Jpn J Ophthalmol. 2000 Mar-Apr;44(2):146-50.
Phlyctenular eye disease: a reappraisal.
Rohatgi J, Dhaliwal U.
Department of Ophthalmology, University College of Medical Sciences and Guru Tegh Bahadur Hospital, Delhi, India.

「腺病質(scrofulism, scrofulous diathesis)で、偏食の子どもに起こりやすい。」
※ 腺病質とは・・・体格が貧弱で貧血ぎみの、虚弱で神経質な子供の体質。頸部リンパ節結核のみられることが多かったところからそのように呼ばれていた。
と、古い教科書に記述があります。

今は、体型からは判断できませんが、アレルギー体質を有する子どもが多い印象です。

もちろん、ぶどう球菌の菌体・毒素のほか、数年前の論文ですが、

Propionibacterium acnes in bacterial cultures of pure meibum in 12 of the 20 patients (60%) was statistically more highly positive than those in four of the 17 age-matched normal control subjects (23.5%; P = .028).

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15953578?dopt=Abstract
Am J Ophthalmol. 2005 Jul;140(1):77-82.
Phlyctenular keratitis associated with meibomitis in young patients.
Suzuki T, Mitsuishi Y, Sano Y, Yokoi N, Kinoshita S.
Department of Ophthalmology, Kyoto Prefectural University of Medicine, Japan.

マイボーム腺炎を伴う場合、嫌気性菌 Propionibacterium acnesの検出頻度が有意に高かったとの国内の報告もあります。

発展途上国では、寄生虫も原因の1つで、「Hymenolepsis nana腸内寄生の駆除後、フリクテン角結膜炎の再発も止んだ」も珍しいことではありません。

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18083588?dopt=Abstract
J AAPOS. 2008 Feb;12(1):89-90. Epub 2007 Dec 21.
Resolution of childhood recurrent corneal phlyctenulosis following eradication of an intestinal parasite.
Al-Amry MA, Al-Amri A, Khan AO.
Divisions of Anterior Segment and Pediatric Ophthalmology, King Khaled Eye Specialist Hospital, Riyadh, Saudi Arabia.

医学生時代に、眼科講義のテーマとして、たとえば「高安病」の詳しい講義はあっても、phlyctenular keratoconjunctivis についてしっかり説明する教授や講師はいなかった(いない)と思います。

今でも、フリクテン性角膜炎、束状角膜炎(fascicular keratitis)では、時に角膜に強い瘢痕を残すことがありますので、ご注意下さい。早期治療が重要と思います。

古い教科書ではありますが、予後は「一般に良好であるが、栄養の悪い子どもでは、浸潤が深い潰瘍となり、前房蓄膿を伴い、穿孔することがある。」との記載が残っています。

以下は1930年代までの論文3編(原因に関するもの):
III. PHLYCTENULAR CONJUNCTIVITIS; ITS RELATION TO TUBERCULOSIS AS SHOWN BY ROENTGENOLOGIC AND CLINICAL OBSERVATIONS IN SEVENTY-ONE CASES
MORRIS GOLDSTEIN, M.D.; CHARLES L. WOOD, M.D.
Am J Dis Child. 1934;47(1):171-183.
 http://archpedi.ama-assn.org/cgi/content/summary/47/1/171

PHLYCTENULAR CONJUNCTIVITIS IN RELATION TO TUBERCULOSIS IN CHILDREN
H. I. Kinsey, M.B.
Can Med Assoc J. 1932 March; 26(3): 298-301.
 http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?artid=402243

THE ETIOLOGY OF PHLYCTENULAR CONJUNCTIVITIS
W. STANLEY GIBSON, M.D.
Am J Dis Child. 1918;XV(2):81-115.
 http://archpedi.ama-assn.org/cgi/content/summary/XV/2/81

Written by medqa

2009/06/02 at 13:10

カテゴリー: ご注意下さい